上司の学校

部下との上手い付き合い方を模索する、お仕事をするすべての人ためのブログ。

優秀な上司が先か、優秀な部下が先か。

「言っても言っても出来ない奴はどうしたら良いですか?」

よく相談を受けることの一つに、

「優秀な部下が欲しい」というのがあります。

 

ほとんどの「上司」という生き物は

この悩みを抱えていると言ってもいいかもしれません。

 

大抵出来の悪い部下というのは、

・気が利かない

・考えない

・報告しない

・反応が薄い

・何か言うと機嫌が悪くなる

などなど。

どうしたら育ってくれるんだろう、、

どうしたら自発的に動いてくれるだろう、、、

そんなことに日々頭を悩ませることになります。

本当に困ったもんですね。

 

なんでもテキパキこなしちゃうスーパー部下がいてくれたら

超楽なのになぁ、、なんてね。

 

出来の悪い部下の共通点

しかしあまりにこの相談が多いので、

数年間にわたって、実際に僕自身が「出来の悪い部下」に

会って話をしてみるようにしてみました。

 

いろんな人がいましたが、その中でも

「出来の悪い部下」にはいくつか共通点がわかってきました。

その中でも全ての人に当てはまるのが

「優秀な上司がほしい」というものでした。(笑

 

んな無茶な。

 

まぁこれはさておき、、、、

またもう一つの共通点。

単純に同じような仕事をする別部署に異動をさせると、

それだけで3割の「出来の悪い部下」は、

「普通〜優秀な部下」に生まれ変わりました。

さらに、「一つのポイント」を押さえた上で別の部署に行かせると、

なんと8割が「普通〜優秀な部下」になりました。

 

つまり、出来の悪いと思われている部下というのは

8割は能力が低いわけではない、ということです。

もちろん、本当にどうしようもない人もいるはいるんですがね。

 

ポイントは「相性!?」

では何によって「出来が悪い部下」が生まれてしまうのでしょうか。

 

上司になる人ほぼ全ての人は、

能力が高く、ひとより多くの結果を残したために

上司になっています。

だから「自分が結果を出す」ことには長けていますよね。

 

でも、上司にとっては、

自分が結果を出すことよりも、

「部下に結果を出させる」ことが仕事です。

 

では、「何を結果とするか」や「結果の出し方」

つまり、「価値観」と「プロセス」は

だれしも同じものを持っているでしょうか?

 

答えはNo。

 

価値観はそれぞれ違うし、

価値観が違えば、おのずとプロセスも変わってくるというものですよね。

だから、価値観ごとに相性があり、

同じような価値観を持つ人同士や、相性のよい価値観の人同士が

チームになると、おのずと結果がついてくるんです。

そのとき、各個人の能力って、実はあんまり関係ないこともわかりました。

 

 

大きく4つに分かれる人のタイプ

そして、この価値観とプロセスは

大きく4つに分けることができ、

それぞれに相性というものがあります。

 

相性が悪い上司と部下だと、

能力の如何にかかわらず、仕事がうまく回らなくなりますが

相性がよい上司と部下だと、

能力の如何にかかわらず、仕事がどんどんスムーズに回るようになります。

 

また、この人のタイプの特性を把握した上であれば、

相性の悪い上司と部下でもちゃんと結果が出せるんです。

 

優秀な部下が欲しいのであれば、

まずは「出来の悪い部下」が生まれる仕組みと

タイプ別の活用方法を知ることが、一番の近道になるんじゃないでしょうか。